ご　挨　拶　

　このたび、本年７月29日(金)・30日(土)の２日間にわたり、第51回日本肺癌学会九州支部学術講演会を 熊本市で開催させて頂くことになりました。まことに ありがたく光栄に存じております。
　この学会は、胸部腫瘍という限られた疾患の研究・診療にあたる 内科・外科・放射線科・緩和医療などの臨床系の研究者のみならず、病理・疫学などの基礎系の研究者も参加する極めて幅の広い分野を含んでいるユニークな学会であります。今回の学術講演会にも多くの分野の先生方に多数ご参加を頂き、また研究の成果をご発表を頂きたいと思います。
　主な講演は、特別講演に本年度の日本肺癌学会総会会長の 多田弘人先生(大阪市立総合医療センター呼吸器外科)に「非小細胞肺癌の補助化学療法の現状と今後の展望」、　大屋夏生先生(熊本大学大学院放射線治療分野）と 鈴木 実先生(熊本大学大学院呼吸器外科学分野)のお二人に若手研究者への教育講演をお願い致しました。ランチョンセミナーでは、後藤功一先生(国立がん研究センター東病院　呼吸器内科) と 瀬戸貴司先生(国立病院機構九州がんセンター呼吸器科部)のお二人に内科的治療の最前線のお話をして頂きます。また、肺癌診療上のいくつかの問題点につき 全員が参加し自由に発言し討論できる地方会ならではのパネルディスカッションを企画しましたので是非 全員ご参加下さい。
　また、まだ、進路を決定していない若手医師に 肺癌や呼吸器疾患に興味をもってもらう目的もあり、前期研修医による発表のセッションを設け、優秀発表には表彰を致します。                                                               
　一般講演も１００題を超える多数のご登録を頂きありがとうございました。